安定的にSMSを配信できること、また万が一のトラブル時にはすぐに対応してもらえることを重要視して「SMSLINK」を選定
API仕様書のわかりやすさや開発時のサポート対応で、スムーズにSMS認証部分を実装
開発の容易さとサービスの安定性で、コア開発に注力できた
創業 | 2018年12月25日 |
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事業内容 | FinTechサービスの提供 |
HP | https://yeny.jp/company/ |
株式会社ULTRA(現 株式会社Yeny)は「おかねを、かるく。」をコンセプトに、審査なしで誰でも持てるプリペイド式Visaカードの「ultra pay カード」を提供している。同サービスでは、アカウント登録時やカード申込時の本人認証にネクスウェイの「SMSLINK」を利用したSMS認証を採用している。今回は、サービス導入に至った背景や成果、今後の展望について伺った。
TISインテックグループの株式会社ULTRA(現 株式会社Yeny)が提供する「ultra pay カード」は誰でも秒で作れるプリペイド(事前入金)式のVisaカードだ。同サービスについて、代表取締役の竹谷氏は次のように語る。
「プリペイド式のため、年齢制限や信用情報の確認なくカードを作れるのが特徴で、クレジットカードが作れない、作りたくない若年層などの方々を中心に多くの方にご利用いただいています。アプリをダウンロードし、SMS認証後に基本情報を登録すれば、すぐにカードが発行できます 」(竹谷氏)
また同社では、人気アニメやVTuber、YouTuberとのタイアップも積極的に行い、若年層への認知拡大と会員獲得に力を入れているという。
「カードの券面全面にキャラクターを印刷したり、チャージ時にキャラクターからアプリに音声メッセージが届いたりといったプロモーションもしています。特に若年層では、『推し活など自分の好きなことに、好きなタイミングでお金を使いたい』というマインドが高まっている印象ですね」(竹谷氏)
「ultra pay カード」では、アカウント登録時やカード申込時などにSMS認証を行っている。SMS配信部分を担う「SMS配信サービス」を選定した際、検討ポイントはサービスの安定性、問い合わせ対応の品質、コストの3点だったという。
「以前に海外のSMS配信サービスを利用したことがあったのですが、海外サービスはコストが安いものの、急にSMSが届かないことや、そのようなトラブル時にすぐに問い合わせ対応してもらえないといったことがありました。例えば、YouTuberを活用したプロモーションなどは、動画が配信されてから2~3時間が新規会員獲得の勝負になりますが、そのタイミングでSMS認証に障害が起こってしまうと会員登録ができず、プロモーションコストの損失にも繋がります。そのため、安定的にSMSを配信できること、また万が一のトラブル時にはすぐに対応してもらえることを重要視してサービスを選定しました」(竹谷氏)
上記に加え、コストメリットも評価して、「SMSLINK」の導入を決めたそうだ。
「サービスリリース後に会員数が伸びていく中で、ボリュームの増加時にもフレキシブルに相談できる点も安心でした。海外サービスは送信単価が一律のことが多いですからね」(竹谷氏)
SMS認証部分の実装はスムーズだったと竹谷氏は笑顔を見せる。
「API仕様書がわかりやすく、また開発時の仕様変更やエラー発生時にもすぐに対応していただき感謝しています。当社は少数精鋭で開発を行っているため、ある部分で開発やメンテナンス工数が増えてしまうと全体の工数を圧迫してしまいます。『SMSLINK』でSMS認証部分を安定的に開発・運用でき、エンジニアが重要なコア開発部分に注力できたのはよかったですね」(竹谷氏)
さらに、サービス選定時に重要視していた「安定性」についても語ってくれた。
「海外サービスは、SMSが届きにくい・相性が悪いキャリアがあり、特定のキャリアのユーザーにSMSが届かないことがありました。『SMSLINK』は、海外サービスと比べて『SMSが届かない』という連絡が圧倒的に少ないですね。到達率90数%とうたうサービスが多いですが、届かない残り数%をどうするかが大事だと思っています。ネクスウェイは到達率を高める独自の工夫をされていて、かつ安定的にサービスを提供してもらっており安心できます」(竹谷氏)
今後、「ultra pay カード」内でのSMS認証のシーンはますます増えるだろうと話す竹谷氏。
「キャッシュレス市場の成長に伴い、セキュリティ対策の重要性が一層増してきています。弊社でもユーザーがより安全に多様なサービスを利用するために、SMS認証のタイミングは増えてくるでしょう」(竹谷氏)
最後に、より長期的な活用イメージも思い描きながら、ネクスウェイへの期待を次のように語った。
「当社は創業時より働くことで得られる「おかね」を、今まで以上にシンプルに受け取って自分が好きなことにすぐに使える世界観を実現したいと思っています。2023年4月に給与デジタル払いが解禁されましたが、今後働いた「おかね」が、すぐに『ultra pay カード』で受け取って使えるようなサービスへも拡大していければと考えています。ネクスウェイには引き続き当社のパートナーとして、SMSだけでなく本人確認・eKYCなど、さまざまな側面でサポートいただけることを期待しています」(竹谷氏)
※本事例は2023年6月時点の内容となります。
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