スムーズなAPI連携で予約リマインドSMSの自動配信機能を実装
美容クリニック向けDX支援サービスとして競争優位性を獲得
GMOビューティー株式会社

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POINT

『SMSLINK』とのAPI連携で、日程リマインドや来院後フォローのSMSを自動配信できる機能をリリース
充実したAPIドキュメントで開発がしやすく、SMSとの連携部分はわずか3日で実装
顧客からの要望が多かったSMS配信機能の実装で、サービスの競争優位性を構築
 
 
SMSLINK導入事例 GMOビューティー様
取締役 浅山 広大氏
GMOビューティー株式会社
 
設立日 2007年5月16日
資本金 9,990万円(2016年3月末日現在)
事業内容 インターネット関連事業
HP https://beauty.gmo/

GMOビューティー株式会社について

 GMOビューティー株式会社は、美容医療領域を中心にインターネットサービス事業を展開している。創業事業であるクーポン共同購入サイト『くまポン byGMO』(以下、くまポン)や美容医療に特化したチケット購入サイト『キレイパス byGMO』(以下、キレイパス)などto Cサービスで培ったノウハウを活かし、2021年には美容クリニック向けのDX支援プラットフォーム『キレイパスコネクト byGMO』(以下、キレイパスコネクト)をリリース。

 予約管理や電子カルテ、コース管理、決済システムなど、あらゆる院内業務をワンストップで管理し、美容クリニックの効率的なオペレーションと経営サポートを実現するサービスとなっている。

 

 

キレイパスコネクト


導入の背景

メールによる来院リマインドの開封率に課題
顧客からの要望も多かったSMS配信機能

 同社では2023年夏、ネクスウェイのSMS配信サービス『SMSLINK』を活用して『キレイパスコネクト』にSMS配信機能を実装した。従来のCRM機能では患者への予約リマインドや来院後フォローをメールやLINEで送れたが、SMSも配信チャネルとして利用できるようになった。

 「SMS配信については、以前より顧客から要望が寄せられていました」と同社取締役の浅山氏は振り返る。従来のCRM機能では、患者が予約時に登録するメールアドレス宛にメール配信を行う形となっていた。しかし、メールは埋もれやすく開封率に限界があり、リマインドとして機能しないケースも少なくない。またSMSに先行して実装されたLINE配信も、クリニックによっては患者から許可を取るハードルが高い場合もあるという。顧客からの要望もあり、同年、開発に本格着手することとなった。「自由診療クリニック支援のSaaS業界では、SMS配信に対応しているCRM機能を備えたサービスはそれほど多くない状況でした。したがって、このタイミングでSMSに対応することが顧客への提供価値、すなわちサービスとしての競争優位性のひとつになると考えました」(浅山氏)

スムーズなAPI連携で予約リマインドSMSの自動配信機能を実装 美容クリニック向けDX支援サービスとして競争優位性を獲得
スムーズなAPI連携で予約リマインドSMSの自動配信機能を実装 美容クリニック向けDX支援サービスとして競争優位性を獲得
サービス選定理由

開発スピード、低コスト、到達率が決め手に
SMSを利用する顧客の利便性が第一

 『キレイパスコネクト』とAPI連携するSMS配信サービスの候補となったのは『SMSLINK』を含む2社で、いずれも浅山氏自らエンジニア向けカンファレンスに参加した際に知ったという。比較検討時には『キレイパスコネクト』の顧客の利便性を第一に考え、またGMOインターネットグループ内でネクスウェイのサービスが広く使われていたことも後押しして、最終的に『SMSLINK』を選んだ。決め手になったのは「開発のしやすさ」「価格」「到達率の高い国内事業者のサービス」の3点だったという。

スムーズなAPI連携で予約リマインドSMSの自動配信機能を実装 美容クリニック向けDX支援サービスとして競争優位性を獲得

 開発のしやすさについては、他の機能開発スケジュールとの兼ね合いで期限が決まっていたことから「特に重視していた基準」だと浅山氏。もう1社の候補は『キレイパスコネクト』の開発言語でのライブラリを提供していたが「実際にネクスウェイの担当営業から詳細を伺うと、言語専用のライブラリがなくとも開発しやすそうだと確信しました」と話す。

 価格面については「当社が導入するSMS配信サービスの料金がそのまま『キレイパスコネクト』のお客様の費用負担に反映されることを考えると、お客様にご利用いただきやすいよう、できるだけコストを抑えたかった」と浅山氏は強調。初期費用・月額料金が0円という料金体系のほか、1通当たりの価格も決め手になった。

 さらに国内事業者のサービスという点にも魅力を感じたと浅山氏。現に海外事業者の提供するSMS配信サービスの到達率はおおむね80%程度であるのに対し、『SMSLINK』は国内携帯キャリアと直接接続し、約98%の到達率を実現している。「最終的に利用するのは私たちのお客様ですから、送ったSMSを確実に届けられる安定性はサービスの質を確保する上で必須だと思っています」(浅山氏)
※ネクスウェイ調べ(電源off、圏外、受信拒否等を含む) 

導入の効果

3日でSMSとの連携部分を実装、2カ月で機能リリース
顧客からの反響に「SMSのニーズを再確認」

 実際に『キレイパスコネクト』のSMS配信機能をリリースしたのは『SMSLINK』の話を聞いてからわずか2カ月。自ら開発に携わった浅山氏は「連携は非常にスムーズだった」と太鼓判を押す。「他の機能開発との調整もあるため、リリースまでにはどうしてもある程度の時間がかかってしまいますが、『SMSLINK』との連携部分だけでいえば3日ほどで開発できているんです。特にAPIドキュメントが充実していてわかりやすく、作業しやすかったですね」(浅山氏)。

 現在『キレイパスコネクト』のCRM機能では、患者への自動配信の選択肢としてSMSを選択できるようになったほか「まずはSMSで自動配信を試み、患者の携帯電話番号が登録されていなければ自動でLINEを送る、LINE情報がなければメールを配信する」といった運用も可能になっている。あるクリニックでは導入後、想定を上回る通数のSMSを配信しているという。「1クリニックの配信数としては多く、しっかり利用されている手ごたえがありますね。これまで、リマインドや施術後のフォローアップを電話で行ってきたクリニックの場合、患者の携帯電話番号をすでにお持ちなので、特に相性がよさそうです」と浅山氏は笑顔を見せる。また、SMS機能実装のプレスリリース直後から複数の問い合わせも来ており、改めてニーズの高さを感じていると話した。

スムーズなAPI連携で予約リマインドSMSの自動配信機能を実装 美容クリニック向けDX支援サービスとして競争優位性を獲得
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 さらにGMOビューティー社内での展開も進んでおり、to Cサービスの『くまポン』『キレイパス』で利用していたSMS配信サービスを『SMSLINK』に移行。主にチケットやクーポンのコンビニ払いのリマインドなどに活用している。

 「『キレイパスコネクト』ではAPIタイプを利用していますが、『くまポン』『キレイパス』では、PC画面からSMSを配信するWebタイプを利用しています。従来、他社のサービスを利用していましたが、『SMSLINK』の価格に魅力を感じ、移行しました。運用面でも、CSVの配信リストを簡単に取り込んで一斉配信できるのは便利ですね。使い勝手がいいので、当初予定していた通数の約40倍のSMSを配信する月もあります」(浅山氏)

今後の展望

ノーショー問題の解決に向け
SMS活用の費用対効果を示したい

 今後はSMS配信機能の利用を拡大し、クリニックの売上向上に一層貢献したいと浅山氏。CRM機能を利用するユーザーが着実に増える中、SMSによるリマインドの費用対効果を示していきたいと話す。

 「『キレイパスコネクト』のCRM機能の中でも、SMSは配信通数ごとに課金されるため、お客様にとってはややためらわれる部分もあるとは思います。しかし、いわゆるノーショー問題による売上への影響はそれ以上。『キレイパスコネクト』に蓄積されたCRM、予約管理、会計のデータを掛け合わせて分析し、リマインド方法によって患者の来院率がどう変わるのかを可視化したり、実際にSMSの活用で来院率と売上向上につなげた事例を作ったりしていきたいと考えています。もし、メールやLINEまでネクスウェイのサービスに一本化できれば、チャネルごとの到達率などももっと分析しやすくなるかもしれません」(浅山氏)

スムーズなAPI連携で予約リマインドSMSの自動配信機能を実装 美容クリニック向けDX支援サービスとして競争優位性を獲得

 最後に浅山氏はネクスウェイについて「積極的なアップデートにチャレンジし続けてほしい」と期待を寄せる。

「業務系サービスであるにも関わらず、作りきって終わりではなく、絶えず機能アップデートを続けているネクスウェイの姿勢は、開発に携わる身として頭が下がります。決して不具合が出てはいけない業務アプリのアップデートは大変なこと。それでもチャレンジを続けられているのは、顧客コミュニケーションの領域で長年の経験とノウハウがあり、保守体制、開発体制をしっかり整えているからなのだろうなと思います。これからも私たちユーザーの要望を吸い上げて『SMSLINK』をより使いやすいサービスへと進化させていってほしいと思います」(浅山氏)

※本事例は2023年10月時点の内容となります。

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