督促にはSMSが有効?家賃等の支払い催促で活用するメリットとは?
今回は不動産賃貸の滞納×SMSのご紹介です。
近年は機関保証の利用も増え、月初の1ヵ月滞納率は首都圏で18年上期5.8%から19年上期4.5%に、関西圏で7.3%から5.9%と全体的に低下してきていると言われています。
(2019年12月「第22回 賃貸住宅市場景況感調査『日管協短観』」公益財団法人日本賃貸住宅管理協会)
少なくなったとはいえ、滞納者が発生する以上は督促業務も発生します。後にも述べますが、一度滞納をすると滞納癖が付くこともあり、早期に連絡して入金指示を行う必要が出るため、月初の業務に負荷がかかりやすい状況です。
そこで今回は督促業務の一部がSMSに代わってきた背景とメリットなどをご説明します。
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目次[非表示]
- 1.家賃滞納者へSMSを送付するメリット
- 1.1.架電件数と精神的負荷の軽減
- 1.2.郵送コストの軽減
- 2.SMSの使い道
- 2.1.賃貸更新連絡に活用されるSMS
- 2.2.エアコン稼働を促すSMS
- 3.家賃滞納者への催促はSMSで負担軽減を
家賃滞納者へSMSを送付するメリット
架電件数と精神的負荷の軽減
第一に滞納が発生した場合は即時連絡する必要があります。 連絡が遅いと「これくらいは待ってもらえるのか」と勘違いし、滞納癖が付く可能性があります。
しかし全ての滞納者に架電をするには、人手と時間がかかりますし、必ずしも電話が繋がるとも限りません。知らない電話番号には出ない人も増えており、留守電設定をしていない人も中にはいます。NHK放送文化研究所の調査によれば、知らない電話番号からの連絡には出ないと40%以上の人が回答しています。(2017年5月『放送研究と調査』NHK放送文化研究所)
次に、架電時の精神面について。 家賃を滞納している借主に非があるのは明らかですが、督促電話を架ける側にとって精神的に負担になる場合があります。 金銭に関わる内容は口論にもなりやすいデリケートな話題です。借主は焦りや羞恥で「ちょっと遅れただけじゃないか」「しつこい!」などと反発することもあり、架電する側に精神的苦痛を与えてしまう場合があります。
SMSのメリットは、電話に出ない、留守番電話に繋がらない場合でも、テキストメッセージで要件を伝える事ができることです。 SMS配信サービスを使えば、携帯電話番号宛にメッセージの一斉送信が可能になるため、最初の連絡手段として滞納者全員にSMSで連絡を行い、それでも支払いの無い借主に対して電話をすることで、架電件数の削減が見込めます。 また単純に振込を忘れていた借主へは、文面で伝える事で入金を促し、電話連絡をする必要が減ります。
※SMSLINKであれば、1万宛先に一斉送信可能です。
郵送コストの軽減
郵送による催促は不動産に限らずクレジットカード等でも広く行われています。 滞納者に対して一斉に送付することができるので、精神的負担にはなりませんが、到着までに数日かかってしまうため、即時連絡することができません。またDMと混ざり放置されることもしばしば起きています。
郵送の形状はプライバシーの問題から圧着ハガキや封書を使うことが多くなりますが、郵券代、印刷代などコストが高くなりがちで、滞納者への初動の連絡ツールとして適切とは言いきれません。
SMS配信サービスはPC画面上で操作することで、慣れれば数分程度の時間で即時連絡することができ、コストは1通あたり数円とハガキに比べて安価に連絡することが可能です。
※SMSは文字数×携帯キャリアによって通数の数え方が変わります。70文字以内であれば1通とカウントします。
SMSの使い道
家賃の督促以外にも、不動産業界では賃貸更新時期や、エアコン稼働の季節にSMSが使われています。
賃貸更新連絡に活用されるSMS
各不動産管理会社は賃貸更新日の3~6か月前に更新書類や連絡先の書かれた紙を郵送しています。借主は更新するのか、解約するのかを連絡しなければなりません。 しかし回答締め切りまで時間もあるため、ついつい忘れてしまい締め切り間近になって「まだ検討中」という連絡をいれたり、場合によっては締め切りを過ぎる事もしばしば発生しています。
各不動産管理会社では、確認の電話連絡をすることも多いですが、前述したように電話に出ない事も多く、借主からの連絡待ち状態が発生していることもあります。
ここで活用されるのが、SMSによる連絡です。 SMSは年間に受け取る通数が少なく、キャリアの請求金額確定連絡や、アプリの認証コードなど、重要なメッセージに活用されているため、視認率が高いと言われています。 締め切り日を忘れてしまわないよう、メッセージ内に日付を記載し送信することで、電話に出ない人も気付く可能性が高まります。
エアコン稼働を促すSMS
6月はエアコン修理の繁忙期と言われています。賃貸に備え付けのエアコンが故障している場合、不動産管理会社とオーナーとの協議で修理が行われることが多いですが、6月や7月になってエアコンが故障していることに気付いても、修理に時間を要します。場合によっては1か月以上、猛暑の中で修理業者が来るのを待たなければならないかもしれません。
そこで不動産管理会社ではSMSを使い、5月中にエアコンの稼働テストの実施をお願いする例が増えてきました。5月中に故障を発見できれば、早期修理依頼が可能になるからです。
家賃滞納者への催促はSMSで負担軽減を
家賃滞納者への連絡は、手間も時間もかかる大変な業務です。疎かにすれば、後々自分達の首を絞めてしまうことにも繋がりかねません。 今回は賃貸を例に挙げていますが、クレジットカードやスポーツジムなど、振込・引き落としが定期的に発生するサービスではSMSは有効な手段と言えます。
ぜひ一度、SMSを検討してみてはいかがでしょうか。
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