MNP転出をしてもSMSの送受信はできるのか？MNP転出による影響について解説

2021-12-24（更新：2023-12-20）株式会社ネクスウェイ／SMS事業部

SMS配信とは

SMS（ショートメッセージサービス）は電話番号を使って送受信ができる連絡方法です。また、MNPは電話番号を引き継いで機種変更ができる制度になります。MNPを利用して機種変更をした場合、SMSは引き継げるのか、気になる方は多いでしょう。

この記事では、MNP転出をした場合のSMSの扱いやMNP転出を行った場合の影響について解説します。SMSを活用する際の参考にしてください。

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目次[非表示]

1.MNPとは
2.MNP転出しても電話番号が変わらなければSMSは受信できる

2.1.MNPの手順

3.MNPを利用して機種変更した場合に持ち越せるもの

3.1.電話番号
3.2.SMS
3.3.電話番号で登録しているサービス
3.4.キャリアメール以外のメールアドレス　(※2021年11月時点)
3.5.アプリや連絡先

4.データSIMの場合はMNPができない
5.データSIMでSMSを利用する方法
6.まとめ

MNPとは

MNPとは「Mobile Number Potabilrty」の頭文字をとったものです。具体的には、電話番号を変更せずに、携帯キャリアの通信サービスを乗り換えることができる制度のことになります。MNPを利用することで「携帯キャリアを変えたいけど、電話番号はそのまま使いたい」という悩みを解決できます。そのため、携帯キャリアを変更しても、MNPを利用して電話番号を継続して使う人は多いでしょう。

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MNP転出しても電話番号が変わらなければSMSは受信できる

MNPで電話番号が変わらなければ、同じ番号あてのSMSを送ることができます。そのため、たとえMNP転出の手続きをしても、SMSのメッセージは変わらず送信できますし、受信側も今までと変わることはありません。

ただし、MNP転出をすると過去の受信データは引き継げないので気をつけてください。過去のメッセージは古い端末で確認する必要があるため、重要なメッセージはデータを残しておく必要があります。

MNPの手順

MNPを利用するときの手順は以下の3ステップです。

元の携帯キャリアで「MNP予約番号」の発行手続きを行う

取得後、MNPの乗り換え先キャリアで「新規契約」を行う

回線を利用するための設定を行う

MNP予約番号の詳しい取得方法は各携帯キャリアのサイトを参考にしてください。その後、オンラインショップや窓口で新規契約の手続きを行いましょう。MNP転入の申し込みが完了し、SIMカードが手元に届くと「MNP開通手続き」を行います。詳細な方法は携帯キャリアによって異なるので注意が必要です。

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MNPを利用して機種変更した場合に持ち越せるもの

MNPを利用して機種変更をする場合、引き継ぎたいものによってMNPを利用するかどうかを検討するべきです。ここでは、MNPを利用して機種変更した場合に持ち越せるものを解説します。

電話番号

MNPを利用すれば電話番号は引き継げます。そもそもMNPは電話番号を変更せずに携帯キャリアを変更できる制度です。電話番号はそのままなので、連絡先変更の周知などをする必要もありません。

近年は銀行や保険など、各種サービスを利用するための連絡先を携帯の電話番号にしている人も多いでしょう。MNPを利用すれば各種変更手続きが不要になります。無駄な手間をかけなくても携帯キャリアの変更をできる点がMNPのメリットです。

SMS

SMSは電話番号を使って送るメッセージです。特徴として、過去のSMSのメッセージは端末に保存されて引き継ぐことができませんが、電話番号が変わらなければ新しいメッセージは引き続き受信することができます。

また、SMSは本人確認のために利用されることも増えています。利用するサービスによってはSMSからの本人確認などが必須の場合もあるため、重要な機能といえるでしょう。MNPを利用すれば、SMSの機能も安心して使い続けることができます。

電話番号で登録しているサービス

MNPを利用して機種変更した場合に持ち越せるものには、電話番号で登録しているサービスがあります。電話番号を使って登録しているサービスはMNPで電話番号が変わらなければ、再登録は不要です。変更手続きも必要ないため、手間がかかりません。

しかし、MNPを利用しない場合は再登録が必要になるケースもあるので注意しましょう。携帯の電話番号で登録しているサービスが多い場合は、MNPを利用すると便利です。

キャリアメール以外のメールアドレス　(※2021年11月時点)

MNPを利用して機種変更をした場合、持ち越せるものはキャリアメール以外のメールアドレスのみでしたが(※2021年11月時点)、NTTドコモとKDDIは、これまで引き継げなかったキャリアメールを、一定の月額費用支払いによって引継ぎ可能になるサービスの提供を開始しました。
（全キャリアではないので、利用しているキャリアからの申込方法や月額料金、提供条件には注意が必要です。）

Gmailやyahooメールなどインターネットサービスで利用できるメールアドレスは、電話番号と関係しないので、引き継ぐことが可能です。

アプリや連絡先

アプリや連絡先は、MNPを利用して機種変更した場合に持ち越すことができます。なぜなら、アプリや連絡先は端末に保存されるものなので、MNPをしてもしなくても、データの移行ができるからです。

ただし、電話番号を使ってログインしたうえで利用するタイプのアプリについてはMNPを行わないと新規登録が必要になることがあります。アプリや連絡先を継続して使いたい場合は、MNPを利用したほうがよいでしょう。

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データSIMの場合はMNPができない

データSIMの場合はMNPが利用できないので気をつけてください。データSIMとは、格安MVNOと呼ばれるサービスで、電話回線を利用した音声通話ができないため、そもそも電話番号を持っていません。インターネットへの接続やアプリ、SNSなどの利用のみ可能です。そのため、MNPを利用して電話番号を引き継ぐこともありません。データSIMを使っている場合はMNPという選択肢がないことに注意が必要です。