IVR認証とは?注意点や固定電話への対応、メリットなどを解説
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IVRでの音声認証にも対応できる「認証コード生成機能」
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こんにちは。「SMSLINK」ライターチームです。
自社のサービスのセキュリティを強化するためには、認証方法も丁寧に検討しなければなりません。認証方法のひとつとして、音声自動応答システムを活用するIVR認証があります。
この記事では、IVR認証のメリットやほかの認証方法との違い、注意点を解説します。認証方法の選び方についても解説するため、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.IVR認証とは?
- 2.IVR認証の特徴とほかの認証方法の比較
- 2.1.IVR認証
- 2.2.SMS認証
- 2.3.IVR認証+SMS認証
- 2.4.パスワード認証
- 2.5.生体認証
- 3.IVR認証のメリット
- 3.1.固定電話や格安スマホでの認証にも対応できる
- 3.2.SMSとの連携によりセキュリティを強化できる
- 3.3.対応を効率化できる
- 3.4.手間がかからない
- 4.IVR認証を導入する際の注意点
- 4.1.1. ユーザー体験の低下
- 4.2.2. 認識精度の問題
- 4.3.3. 技術的な課題
- 4.4.4. 利用環境の制約
- 5.IVR認証が向いているシーン
- 6.認証方法を選ぶ際のポイント
- 7.IVR認証にも対応したSMSLINKがおすすめ
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IVR認証とは?
IVR認証とは、IVRのコンピューターの音声を活用して認証を行う方法です。電話番号だけで認証作業を適切に進められて便利なため、IVR認証を導入する企業が増えています。
IVRとは?
IVRとは、コンピューターにより自動応答できる音声システムのことです。「Interactive Voice Response」を略してIVRと表現されています。たとえば、問い合わせ用の電話にIVRを設定し、接続先を振り分けている企業も多いです。
IVR認証の仕組み
IVR認証では、電話を通してコンピューターが自動的に認証番号を読み上げ、ユーザーへ通知します。IVR(自動音声システム)から電話をかけるだけでなく、ユーザーからかかってきた電話にも対応可能です。
ユーザーはコンピューターの音声によって発せられる認証番号を聞き取り、スマートフォンやパソコンで認証作業を進めます。電話番号さえあれば利用できるため、安全かつスムーズな認証を実現できます。
SMS認証の場合、SMSを受信できない格安スマホや固定電話では認証ができませんが、IVR認証は電話さえあれば認証が可能なため、固定電話や格安スマホなど幅広いユーザーに対応が可能です。
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IVR認証の特徴とほかの認証方法の比較
IVR認証は、ほかの認証方法と比べてどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ほかの認証方法との比較について解説します。
IVR認証
IVR認証は、電話番号さえあれば簡単に認証作業ができます。ユーザーがSMSやメールを利用できない場合でも、安全に本人確認が可能です。よって、多くの人がスムーズに認証作業を進められます。
SMS認証
SMS認証とは、スマートフォンなどで利用できるSMS(ショートメッセージサービス)を利用して認証する方法です。携帯電話宛てに4桁や6桁のショートコード(ワンタイムパスワード)を通知し、ユーザーがそれをシステムへ入力すると本人確認が完了します。
SMSを利用できるのは、スマートフォンやガラケーなどの携帯端末です。また、スマートフォンであっても、音声通話に対応していなければ利用できません。
IVR認証+SMS認証
多くの企業がSMS認証を採用しています。しかし、SMS認証にしか対応していないと、SMSを利用できないユーザーは認証作業ができません。SMSを利用できないユーザーにも対応するには、IVR認証とSMS認証を併用する方法があります。
IVR認証とSMS認証の両方を利用できるようにしておけば、SMS認証ができないユーザーに対しては自動音声による認証番号の通知が可能です。それぞれのユーザーに適した方法で認証作業を進められます。
パスワード認証
パスワード認証の場合、通知したIDとパスワードをユーザーに入力させて本人確認を行います。パスワード認証は、インターネットの歴史が始まった1990年代から利用されている認証方法です。
簡単で便利な方法ですが、数字やアルファベットの組みあわせだけで認証するためリスクもあります。辞書攻撃や総当たり攻撃などに注意が必要です。
生体認証
生体認証とは、体の一部の情報をもとに認証作業を進める方法です。身体的な特徴は固有のものであるため、セキュリティを高められる点が大きなメリットです。あらかじめ登録しておいた生体情報と照合して本人確認を進めます。
ただし、ユーザーがけがをしたり体調不良に陥ったりすれば、認証に失敗する可能性があります。
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IVR認証のメリット
IVR認証にはさまざまなメリットがあります。以下で具体的なメリットについて解説します。
固定電話や格安スマホでの認証にも対応できる
IVR認証は電話番号があれば実施できるため、ユーザーの通信手段や電話の種類を問わず利用できます。音声通話に対応しているキャリアのスマートフォンだけでなく、固定電話や格安スマホでも本人確認が可能です。
さまざまなユーザーが認証作業をスムーズに進められるため、サービスの質の向上にもつながります。
SMSとの連携によりセキュリティを強化できる
IVR認証はSMS認証と組みあわせて利用されるケースも多いです。SMS認証には高いセキュリティを期待できるものの、固定電話やSMSを受信できない格安SIMのユーザーなど、SMSを利用できないユーザーもいます。
そのようなユーザーがIVR認証を利用できるようにすれば、問題なく認証作業を進められます。認証作業のセキュリティを強化するために効果的です。
対応を効率化できる
IVR認証を導入すれば、認証作業に必要な手間や時間を減らせます。認証のためのトークンを準備して配布するための人手も必要ありません。コールセンターの担当者がいちいち電話認証に対応する必要もないため、効率的です。
利用するアプリによっては、専門知識をもつエンジニアでなくても簡単に管理画面から設定を変更できます。
手間がかからない
IVR認証は、企業側の手間がかからないという点もメリットのひとつです。ユーザーごとにパスワードを管理する煩わしさがなく、本人確認のための手間を削減できます。
すでに触れたとおり、認証のためのトークンとしてのUSBデバイスを管理する手間もかからなくなります。担当者の負担も軽減可能です。
IVR認証を導入する際の注意点
IVR認証は、自動応答システムを用いてユーザーの認証を行う方法ですが、いくつかのデメリットがあります。以下に主な注意点を挙げます。
1. ユーザー体験の低下
IVR認証では、ユーザーが音声メニューを選択する必要があります。複雑なメニューや選択肢が多いと、ユーザーは混乱しやすく、スムーズな利用が妨げられます。
また、音声応答システムは、入力や選択に時間がかかるため、認証プロセスが遅く感じられることがあります。特に急いでいる場合、ストレスを感じる要因となります。
2. 認識精度の問題
音声認識技術は完全ではなく、ユーザーの声のトーンや環境音によっては、正確に認識されないことがあります。これにより、ユーザーが認証の失敗や誤認識のリスクが増加します。
また、ユーザーのアクセントや方言によっては、認識精度が低下し、認証プロセスに支障をきたすことがあります。
3. 技術的な課題
IVRシステムの導入には、専門的な技術が必要であり、初期設定やメンテナンスにコストがかかることがあります。また、システムの更新やトラブルシューティングも手間がかかります。
万が一、 IVRシステムに障害が発生した場合、ユーザーは認証を受けられず、サービスの利用が制限される可能性があります。
4. 利用環境の制約
IVR認証は電話を使用するため、通信環境が悪い場合(圏外や電波の弱い場所)には利用できないことがあります。これにより、ユーザーが認証を受けられない場合があります。
IVR認証は便利な方法ではありますが、ユーザー体験の低下や技術的な課題、セキュリティリスクなどのデメリットも存在します。導入を検討する際には、これらのデメリットを十分に考慮し、他の認証手段と比較して最適な方法を選ぶことが重要です。
IVR認証が向いているシーン
認証方法としては、SMS認証を導入している企業が多い状況です。しかし、ユーザーが利用している端末の種類や契約内容によっては、SMS認証ができない可能性もあります。そのような課題を発生させないようにするためには、IVR認証の活用がおすすめです。
IVR認証を利用すれば、認証を要求するユーザーに対して着実に認証のためのパスワードを通知できます。SMS認証の課題を補完するために、IVR認証を有効活用しましょう。
認証方法を選ぶ際のポイント
自社で利用する認証方法を選ぶ際は、どのような点を意識すればいいのでしょうか。具体的なポイントについて解説します。
セキュリティレベル
本人確認はセキュリティを強化するために行います。よって、認証方法を選ぶときはセキュリティレベルに配慮しましょう。セキュリティレベルを表す指標として、AAL(Authenticator Assurance Level)があります。AALは1~3の指標にわかれており、数字が大きいほどセキュリティレベルが高いとわかります。
SMS認証は、単独ではAAL1のセキュリティレベルです。2要素認証を導入すれば、セキュリティレベルはAAL2になります。AAL3のセキュリティレベルを達成するためには、2要素認証を行うだけでなく、2要素目の認証の方法をハードウェアにする必要があります。
コストや利便性
一度しか使用できないパスワードをワンタイムパスワードといいます。ハードウェアでワンタイムパスワードを発行すれば、セキュリティの強化が可能です。ただし、この場合は大きなコストや手間がかかります。
AAL2を満たし、コストを低く押さえつつユーザーが便利に利用できる認証手段としては、SMS認証が適しています。IVR認証と組みあわせれば、幅広いユーザーに対応できるためおすすめです。
自社の予算や認証作業のために避けるリソースを考慮したうえで、どの認証方法を採用するか決めましょう。
サポート体制
ユーザーは自分の都合にあわせて認証作業を行います。24時間いつでも認証作業が行われる可能性があるため、常に安心して利用できる認証方法を選ぶ必要があります。安定性やサポート体制の充実度を確認し、信頼性の高いサービスを選択しましょう。
認証作業をスムーズに進められれば、ユーザーの安心感にもつながります。
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IVR認証にも対応したSMSLINKがおすすめ
IVR認証を導入する際には、信頼性と使いやすさの両面を備えたサービスを選ぶことが重要です。SMSLINKは多くのメリットを提供し、企業が安心して利用できるSMS認証サービスとしておすすめです。
IVR認証にも対応したSMS認証コード生成機能オプション
SMSLINKのSMS認証コード生成機能オプションは、API連携のみで、SMS認証機能が簡単に実装可能なオプション機能です。認証コード生成からSMS送信、自動音声通話、認証チェックまで一連の認証プロセスを簡単かつスピーディーに導入可能です。
また、SMS送信失敗時に、自動でIVR認証(音声通話への切り替え)も可能なため、より確実に認証が可能になります。
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国内直収型で高い到達率を確保
SMSLINKは国内直収型のサービスで、国内の携帯キャリアと直接つながっているため、メッセージの遅延や不達が少なく、安定した配信が可能です。
充実したAPI連携で導入が簡単
SMSLINKはAPI連携が充実しており、企業のシステムとの統合がスムーズに行えます。わかりやすいドキュメントとサンプルコードにより、開発の負担を軽減します。
まとめ
認証方法としてはさまざまな種類がありますが、IVR認証を利用すると安全かつ効率的に本人確認ができます。SMS認証と組みあわせながら、ユーザーがスムーズに認証作業を進められる環境を整えましょう。
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